お買い物に便利なレジ袋。
みなさんも、何度も利用した経験があると思います。
そんなレジ袋ですが、地球温暖化の原因の一つにもなっていることをご存知ですか?
今日はそんなレジ袋について、海外事情も含めて書いていこうと思います。
目次
レジ袋と地球温暖化の関係
みなさんが無料でもらえていたレジ袋。
もらったあと、あなたはそれを有効活用させていますか?
それとも無料でついてくるものだからと言って、すぐに捨てていますか?
あなたが捨てたそのレジ袋のゴミ、作るのにも捨てるのにも環境負荷がかかっているのです。
具体的には
などが挙げられます。
このような環境を汚染するレジ袋を、日本中いや世界中の人が毎日のように使っていたら、地球がどうなってしまうか、もうおわかりですよね。
レジ袋を食べた海の生き物や動物が死んでいる
レジ袋は、単に環境負荷だけが問題ではありません。
レジ袋は軽いため、吹き飛ばされて道端に捨てられたり、またプラスチックゴミとして海に捨てられたりします。
レジ袋をクラゲやイカ、タコと間違えて、食べてしまった海の生き物が死んでしまっているのです。
海の生き物で、レジ袋の犠牲になっているのは、クジラ、イルカ、ウミガメなど様々・・。
レジ袋をエサだと思って食べた彼らは、お腹いっぱいになり他のエサが食べられなくなります。その結果、消化されないレジ袋をお腹の中にたくさん抱えながら、餓死していくのです。
また、奈良では鹿がレジ袋を食べて死んでしまったりもしています。
わたしたちの便利な生活の代償に、たくさんの罪のない生き物が死んでしまっているのです。
7月1日より全国でレジ袋の有料化がスタート
7月1日より、全国の小売店でレジ袋の有料化がスタートします。
対象のお店は、
各種商品小売業、織物:衣服・身の回り品小売業、飲食料品小売業、自動車部分品・附属品小売業、家具・じゅう器・機械文具小売業、医薬品・化粧品小売業、書籍・文房具小売業、スポーツ用品・がん具・娯楽用品・楽器小売業及びたばこ・喫煙具専門小売業
引用: 経済産業省
とのこと。
これを見る限り、ほとんどのお店でレジ袋の有料化が始まりそうですね。
今からマイバッグを持つ習慣をつけると良さそうです。
値段は一枚3円から5円くらい。
わたしとしては一枚10円くらいにしてほしいなーと思いますが。(笑)
ちなみに有料化の対象外になるレジ袋もあります↓
レジ袋の有料化は意味がない?
インターネット上では「レジ袋有料化 なぜ」や「レジ袋有料化 意味ない」というワードも見られます。
レジ袋の有料化は、意味のないことなのでしょうか?
ここで少し、海外の事例を出します。
イギリスのレジ袋事情
イギリスは、2015年にレジ袋有料化をスタートさせました。
有料化してもう5年が経ちますが、レジ袋有料化をスタートしてから、なんと使用されるレジ袋枚数は9割減少したとのこと。
今では、イギリスのレジ袋の一人当たりの平均購入枚数は、年間10枚ほどとか。
ちなみに日本は、一人当たり年間300枚。
オランダのレジ袋事情
次はオランダの例を見てみます。
オランダは、2016年からレジ袋の有料化を開始しています。
そして今では、94%の人がスーパーマーケットにマイバッグを持っていくそうです。
レジ袋の使用量も80%以上減少したそう。
2018年時点では、国民一人当たりのレジ袋購入枚数は、年間35枚とのこと。
今ではもっと少ないのではないでしょうか。
レジ袋の有料化を意味のあるものにしよう
今回は2つの国を紹介しましたが、すでにレジ袋を有料化させている国はもっとたくさんあります。
「レジ袋の有料化が意味ない」と思う人は、自分一人が一回レジ袋を断ったところで環境汚染は変わらないと思っているだけなのではないでしょうか。
日本全体でみたら、やらないよりは断然環境にとっても海の生き物や動物にとってもいいはずです。
また、レジ袋を有料化することで、ゴミ問題へ意識を向ける人が増えるといいと思います。
レジ袋にノーを!ゴミを減らす習慣をつけよう
有料になろうと、レジ袋を購入すれば地球のゴミは増えます。
一枚3円や5円なんて小さい額ですが、そのレジ袋はCO2など温室効果ガスを排出するし、海の生き物や動物にとっては、命取りになる物なんです。
それでも、レジ袋は必要ですか?
一人ひとりの行動から見直していきましょう。